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関口知宏の中国鉄道大紀行

関口知宏の中国鉄道大紀行 1―最長片道ルート36、000kmをゆく (1)春の旅 ラサ~桂林

関口知宏の中国鉄道大紀行〈2〉最長片道ルート36,000kmをゆく“春の旅”桂林~西安

関口知宏の中国鉄道大紀行〈3〉最長片道ルート36,000kmをゆく―秋の旅 西安~瀋陽

関口知宏の中国鉄道大紀行〈4〉最長片道ルート36,000kmをゆく(秋の旅)瀋陽~カシュガル


このシリーズ、とても興味深く楽しく読めました(*^-^*)読み終えた日が全然違いますが、1つのシリーズとしての感想を書いてみたいと思い、まとめて載せてみました。

著者は「春の旅」の始めに、「中国に行きたいと思ったことはなかった」とも「特別に憧れているものもない」と書いていました。それでも、不思議な縁で行くことになりました。彼は、22歳の頃に夢でこんな言葉を聞いたそうです。”yīgerén de xīn shēng”(中国語の漢字に直すと、「一个人的新生」または「一个人的心声」になります)という言葉です。これを思い出した著者は自分の直感を信じて、この仕事のオファーを受けたそうです。「安心材料は特にあるわけではない、けれど安心して旅に出ることが出来る」ちょっと矛盾してはいますが、それが関口さんにとっての直感であり真実だったのでしょう。恐らくテレビ放映された番組では、旅の一部だけが切り取られていたのだろうと思います(番組は残念ながら殆ど見てませんが)。

で、結果から言えばこの旅は実りの多い旅だったようです。中国という国に対して抱いていた思い込みを零にしていく旅・関口知宏という「一個人」の旅・「異郷有悟」の旅でした。「異郷にありて我を知る」それは、何も中国旅行でなくとも、誰もが感じることかもしれません。

私個人としては、中国へはここ何年か訪れる機会があり、共感できるところもあった本たちでした。「終着駅はまた、次の旅の始発駅でもある」とどこかで書かれていましたが、まさにその通りです。かつ、決して「前の旅の続きではない」ことは、自分の経験からも理解できるような気がしました。

良いことだけを追う旅なんて有り得ないし、悪いことばかり見る旅というものもありません。真実は、いつもそこにありますが、それを受け取る人の心が良くも悪くも感じるのです。それは忘れてはいけない、そう思いました。

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