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個性を捨てろ!型にはまれ!

個性を捨てろ!型にはまれ!

この方の漫画は一切読んだことないですが、概ね納得できるところもあり、面白かったです。ただ、読み始める前は、ちょっと強引なタイトルだなーって思って引いて見てました。勿論、好奇心の方が勝ったので図書館から借りた訳ですが(笑)

この本では、著者が言いたいことって「個性なんかいらない」「型にはまってこそ成功できる」ということに尽きます。でも、実際には著者も個性を全否定してはいません。ただ、個性の定義を「他人から見た、その人の特長」と捉えている感じがしました。だからこそ、「自分が感じる個性を押しつけるのではいけない」と言っているように理解しました。それに、個性なんて勝手に育ちますしね。(子供の個性を伸ばすのは親の仕事、と著者は言い切ってます。それには同意します)

あと、「型」というのは何も人を縛り付けるものではなかったようです。ここは最初、私は誤解していました。型というのは、例えば「掛け算九九」も1つの型ですね。読み進めていくうちに何となく想像できたことですが、「型というのは生きていく上での基本姿勢・基礎知識のようなもの」ではないかと感じました。それだったら、確かに子供には多くの型を詰め込んでいかせた方が良いという意見は分かります。

子供の自主性を伸ばすと言っても、基礎が全く出来ていないと自主的に学習するとは限りません。そして、将来に於いて、その応用が出来るかと言ったら、これも怪しいです。ある程度強制的に詰め込む教育は、子供のためには必要だったのではないかということに、我が身を振り返って改めて気付かされました。(尤も、子供だった当時は強制されるのが嫌で仕方なかったものです)

そうやって考えていくと、1つの型だけ「はまれ」と言っている訳ではないのが分かります。その時々によって、必要な型は違ってきます。だから、1つをものにしたら、その型を壊して違う型にはまっていくことが大事になってきます。そうすると、成長していけるからです。

そういう意味で、若い人が読んだらきっとチカラになる本なんだろうな、とも感じました。

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