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古事記の恋

古事記の恋

( Amazon の紹介文より)
わが国最古の神話伝説を主とした歴史物語から、心に深く響く物語を選び、構成し直し、魅力的な恋の短編として仕立てたものです。大昔の物語でありながら、現代の私たちよりも、むしろ情熱的で、果断、知的でさえある登場人物たちに、拍手を送ってください。
===★===★===★===★===★===


「古事記」は、日本最古の歴史書とされている。その辺りは学生時代に習ってもいるし、今更言うことでもないんだけど、私にとっては「神話」のイメージがある。多分、最初の方に天地開闢の話があるからだろうな。それに、全部は読んだこともないからか。一応、短大生の頃の授業で「古事記」には触れたんだけどねぇ。

この手の本に出てくる話でお決まりなのは、「伊邪那岐と伊邪那美の国産みの話」や「倭建(ヤマトタケル)」、「大国主」で、この本も例外ではない。勿論、テーマが恋愛に関することなので、その部分が中心になるのだが。私は、伊邪那岐と伊邪那美の夫婦の人間くささって結構好き。殊に、黄泉の国に行ってしまった妻を連れ戻しに来た夫が彼女の言ったことを守れなかったために起きた喧嘩のシーンが好き。どちらも、気持ちとしては分かる気がするから。


著者は「古事記」から、恋の話をいくつか取り上げているけれど、私にとって一番印象が強いのは仁徳天皇と石之日売(いわのひめ,万葉集では磐之媛の表記)の夫婦の話かなぁ。特に、石之日売が不器用にしか愛せない女性に見え、そこに自分を重ね合わせてしまうからなんだろうな。まあ流石に彼女ほどの嫉妬心は持ち合わせていないけど、彼女の感情の振れ幅の大きさは何となく想像しちゃうな。同時に、彼女の激しさも。

ちなみに、短大生時代に読んだ万葉集で好きだった歌は偶然、彼女の作った歌だった。


かくばかり 恋いつつあらずは 高山の 磐根し枕きて 死なましものを


やはり、彼女は激しい女だ。私は、そう感じる。


1月に図書館で予約して、回ってきたのが6月…。予約したその時、何を見たのかは忘れたんだけれど、実は物語としての読み物だと思っていた。そうしたら、読んでみたら恋の話を中心にした解説書としての読み物だった。そのせいか、途中で飽きて読み終えるまで時間が掛かってしまった。(最初から解説って分かってたのなら、それなりに読みやすかったし、そのつもりで読んだと思う)



ウィキペディアより:古事記磐之媛命

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